急な追い風をどう活かすか:米大統領選とThreads,Blueskyの動向から学ぶプロダクト戦略
米国における大統領選の影響でXからのユーザー離脱が深刻だ。外的要因が追い風に変わった2社のプロダクトがどの方向に行くかは、プロダクトマネージャーの思考のエクササイズにとても役立つものだと感じており、その部分にフォーカスする
蜂須賀大貴
2024.12.09
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はじめに
米大統領選の結果を受け、SNSプラットフォームに大きなうねりが生じている。この背景には、ドナルド・トランプ氏の米大統領再選確実という出来事がある。そしてさらに注目を集めたのが「イーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)のトップ任命」という発表だ。この動きがX(旧Twitter)の利用者離れを加速させる結果となった。
有料会員優遇やスパム放置などの不満に加え、マスク氏の思想偏重への懸念がユーザーの信頼を揺るがしている。その中で、新たに注目を集めたのが、Threads(Meta)とBluesky(ジャック・ドーシー氏主導)の二つのプラットフォームだ。
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- 大統領選以降の主な動向
- 両プラットフォームの今後の方向性
- 日本市場での変化は?
- プロダクト戦略としての学び
- さいごに
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