「プロダクトマネージャーの発明とは何か?」―孫正義氏の視点から考える

プロダクトマネージャーが「発明」をどう担うべきか。AIが進化する時代に、価値創造の本質と人間の役割を再考する。
蜂須賀大貴 2024.11.25
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ある日、私がいつものようにYouTubeを漁っていると、「SoftBank World 2024」の孫正義社長による基調講演の動画が目に留まった。この動画は、人工知能(AI)の進化における重要な節目として「超知性(ASI)」の到来を主張する内容であり、この技術がもたらす人類への影響、未来社会の姿、そして倫理的な課題について包括的に語られていた。

AGIからASIへ:知能の進化のステージ

孫社長が語る「超知性(ASI)」とは何か。まず、ASIを理解するためにはAGI(汎用人工知能)の進化段階を知る必要がある。AGIとは、人間と同等の知能を持つAIを指すが、ASIはこれをさらに大きく超えた次世代のAIであり、AGIの1万倍以上の知能を持つ存在を意味する。

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